どんな最新の技術やフレームワークもそれ単体では使いづらく見向きされなくなってしまいます。
長く使われていくためには技術やフレームワークだけでなく、デバッグ環境、マーケット、フォーラム等のエコシステムを構築することが重要となります
今回はionicフレームワーク周りのエコシステムを紹介します。
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Ionic Lab
ionicで作成したアプリのビルドやテストを行うことができるアプリケーションです。ionicはWEB技術を用いてアプリを作成するため既存のブラウザ(IE、Chrome等)でもデバッグすることはできますが、Ionic Labを使用すれば、デバッグ中のiOS、Androidの切り替えやプラグインの管理も容易に行えます。
LiveReload
実機で動作中に場合でもソースコードの更新を即座に反映させることができる機能です。ソースコードの変更のみで即座に変更が適用され、開発を加速させることができます。ネイティブアプリの場合、ソースコードの変更後にはコンパイル→バイナリ作成→インストールといった流れになります。IonicはWEBテクノロジーを使用しているため可能な技術であり、この点はネテイィブアプリより進んでいるといえなくもないです。
Icon/Splash Generation
コマンド一つで全てのデバイス、サイズに向けてスプラッシュスクリーンとアイコンを作成できる機能です。全てのデバイスに容易に対応できるのがハイブリッドアプリの売りでもあり嬉しい機能の一つです。
View App
Ionicを使用したアプリを共有するためのアプリです。アプリを入手するだけでなく自分で作成したアプリを公開することもできます。このアプリ自体がionic専門のAppストアのようなイメージです。
ngCordova
AngularJSライクな記述でCordovaプラグインを使用することができるJSプラグインです。Ionicの基盤となっているCordova自体はAngularJSサポートというわけではないためAngularライクに使用するためにはあったほうが良いプラグインでしょう。
ionic.io Platform
Ionicアプリのためのフルスタックのバックエンドサービスです。アプリの作成、パッケージ、分析、アップデート、プッシュが行えます。ざっくりいうならGoogle PlayストアデバロッパーコンソールやMicrosoft Dev Centerのようなサービスです。
以上、この他にもフォーラムやテーマ、プラグイン等を公開&入手するためのIonic Marketもあります。こうしてみると、エコシステムの充実度は相当あると感じます。後はより多くのエンジニアがIonicを利用したアプリを作成し、上記の機能をより一層活用されていくことが理想的ですね
それでは